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石木川カレンダー2026

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2025年11月3日、国会議員の嘉田由紀子さんからいくつかの質問を受けました。
その質問にわたしなりの思いを綴りました。
少し長いですが、ぜひお読みください。

1. 生まれてからずっと石木ダム問題に翻弄されてきたと思いますが、子ども時代の思い、思い出される中でどんな思いを持ちましたか?

(回答)
これは、嘉田さんが求めているような回答を得るには、もう一回り上の世代の人に質問しないといけないのかもしれません。
松本好央さんあたりの世代です。
わたしはそれより8歳も年下であるため、1980年代のダム闘争を知りません。
幼稚園、小学校、中学校、ダムに関するトラブルなく過ごしています。
思い出があるとすれば、高校2年の時、春に諫干のギロチンがありました。
クラスメイトたちが口々に「あんなひどいことをして」と言っていて、それを聞いたわたしは言いました。
「今まであんたたちは何をやっていたんだ」と。
クラスメイトたちから睨まれました。
でも、高校時代石木ダムというワードを出しても、誰も反応しないし、誰も問題を知っている人はいませんでした。

2, 美術の世界を目指して県外の大学に行き、そこで感じたこうばるへの思いは?

(回答)
わたしは両親の美術への理解がなく、長崎日本大学高等学校デザイン美術科33期生主席で卒業するも、芸大進学そのものが叶いませんでした。
周囲の学生は東京藝大、愛知県芸、多摩美武蔵美などの有名大学への進学を決めていきました。
スペインの一流の芸大を卒業した学生もいます。
もし、わたしの障害がもっと重かったならば、きっと大学へ進学できたと思います。
目に見えない障害者で見た目が健常者であったために、制度からこぼれ落ち、周囲からのフォローを一切受けられず、本当だったら一番いい大学に進学できるはずだったわたしがたった独りで孤独に19歳から創作活動を始めました。
このような理不尽を誰が理解してくれるのでしょうか。

3,いつ頃から意識して、こうばるの魚や子どもたちの姿を描こうと思ったのか?

(回答)
2010年に石木ダムの付け替え道路工事が着工します。
それを機に、創作活動を切り替え、わかりやすい水彩画に変更します。
2013年ごろにやっと今のスタイルを確立。
自発的に発信しないと他人は何もしてくれないと気づいたのが2010年。
理解されやすいように川魚や住民の暮らしを漫画にするようになります。
しかし、うまく発信すればするほど、利用してくる人たちが現れ、搾取を受ける結果を招きます。
ほぼ活動期間15年、無償で働きました。
「ギャラを払わねばならない」と考える者は存在しませんでした。
パタゴニア日本支社もお金を払いませんし、石木川まもり隊も支払いませんでした。
そして、わたしが作ったものを自分たちの実績にしてしまいました。
お金を払って欲しいと依頼すると、私利私欲のために活動をする卑しい住民と言われました。
カレンダーも無償で配れと言われました。
断ったら、激昂されました。
誰もわたしの作業に対して対価を払う人は存在しませんでした。
そのため、わたしは力尽きてしまい、2024年8月末に休むことを発表しました。

4,その他、石木川ミュージアムのこれからなど。

(回答)
石木川まもり隊の松本美智恵さんと写真家の村山嘉昭カメラマンからは、石木ダム問題を解決するために、わたしの一個人的な精神疾患のトラブルの改善対応を求めないで欲しいと言った回答を受けています。
精神疾患へのわたしの訴えは所詮、わたしの個人史にすぎないと。
個人的なトラブルで石木ダム問題に支障をきたさないで欲しいと言われました。
これが精神疾患の当事者にとってどれだけ理不尽なことか理解できるでしょうか。
精神疾患の患者が誹謗中傷を受けても、だれも止めに入る人はいませんでした。
それどころか、松本美智恵さんは精神疾患のわたしの方に問題があるとうい考え方に賛同を示すような対応をしていました。
そのため、ネット上でのわたしへの誹謗中傷はエスカレートしていきました。
個人の人権も守れない状況で、石木ダム問題が解決できるのでしょうか。



これが現地の住民の生の声です。
心苦しいと思う人もいるでしょう。
こんな公の場で他人を晒すとは何事だと怒る人もいるでしょう。
しかし、生まれながらに社会から吊し上げられたわたしの人権は誰が守ってくれたのでしょうか。
コメントは要りません、文句も書かないでください。
ただ黙ってカレンダーを買ってください。
文句があるなら不買運動を起こせばいい。
買わなければいいのです。
1000部完売させたい。
そしたら、また来年も創作活動を行うことができます。
力になってください。

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